アラサーハゲの副業生活ブログ

ごくごく一般的なサラリーマンが副業でお金を稼ぐために悪戦苦闘するさまを綴っていきます。

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大手SIerで働く私が転職を考え始めた理由

   

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photo credit: Spring in the mountains – Alaska via photopin (license)
前回の記事で、私の所属するSIer業界とその問題点、
私の所属する企業の立ち位置についてお話ししました。

この業界の最大の問題点として取り上げられるのは
「下層の人ほど超つらい。なのに給料が安い」
という点です。

つまり、上層(私のような元請け企業)ばかりがおいしい汁を吸って、
下層に行けばいくほど辛い思いをしている、ということですね。

しかし、元請けには元請けの悩みがあるのです。

SIerの元請けの仕事の仕方というのは、要件定義(お客様が
作りたいと思っているシステムの要望を定義していく)や
概要設計等の上流工程を行い、開発・実装などの下流工程は
2次請けに委託していきます。

2次請けに委託した後、元請けの人は何をするかというと、
2次請けの人がちゃんと品質よく作っているのか?
スケジュールを守っているか?等のマネジメントを行っていくわけです。

元請け企業の社員は、実際に開発実装に携わることはほとんどありません。

ここに悩む要因があります。
自分の価値は何なのか?何が提供できるのか?
がわからなくなるのです。
お客様から聞いた要望をまとめて、「はい、後はお願いね」という感じで
2次請けの人に渡してしまうわけですから、当然自分だけでは
何も作り出すことが出来ません。

自分の2次請け以降の開発の仕方がわかっているけど、
手が回らないから2次請けの人にお願いしている、
というわけではありません。
プログラミングをはじめ、開発自体がほとんどできないわけです。

本当にこれでいいのだろうか?という悩みがここから湧いてきます。

もう1つ、悩む要因があります。
それは「やってることが古臭い」ということ。
これだけ時代が変わってIT技術も劇的に進歩したというのに、
SIerの仕事の進め方は昔からほぼ変わっていません。
いわゆる「ウォーターフォール方式」というものです。

この開発手法では、各工程が完了する際に、前の工程への
逆戻りが起こらないよう、綿密なチェックを行います。
水が瀧を流れ落ちるように開発が進んでいくことから、
このような名称になっているわけですが、
はっきり言って、この開発手法は古すぎる。

今の時代、ITをビジネスに組み込もうとしたらスピードが求められ、
臨機応変に作り替えながらシステムを構築していかなければ
いけないわけですが、ウォーターフォールではそのようなことがうまく機能しません。
しかし、我々SIerはこの手法から抜け出すことが出来ていません。

元請けも下請けも自分たちの役割と工程が決まってしまっていて、
ウォーターフォールをやめて新しいやり方を作り出すことを
考えることが出来ないんですね。

このやり方にイラついているのは、もちろんお客様。
臨機応変に早くシステムを構築してほしいのに、何か要望を
出せばすぐに仕様変更と言われ、構築のスピードも遅い。

このやり方を続けていても将来は無いな、と思ったわけです。

この現状を打破するためにはどうするか?
そうだ、転職だ!!
こんな感じの勢いで、転職を考え始めたわけです。

続く。

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